Quince (かりん / マルメロ) のはちみつ漬け

2010年11月28日 19:43

Quince_300.jpg

秋口になると、スーパーマーケットなどで Quince という果物を見かけるようになります。見かけは青りんごのような感じですが、生で食べることはできません。市場に出回る期間が短いので、見つけたらすぐに購入して、熟すまでしばらく放置しておきます。2 年前に中国系のスーパーマーケットで入手した Quince には確かうぶ毛がありましたので、おそらくマルメロだったのだと思います。熟すにつれてどんどん香りが強くなって、フルーツというよりも香水のような強烈な香りが部屋中に広がり、しばらくの間楽しませてくれました。今回近所のスーパーマーケットで見つけたものは Quince と同じ名前で売られていましたが、うぶ毛がなくてつるつるです (上の写真)。しばらく放置しておいても香りにあまり変化はありません。こちらの方はカリンかな?と思っているのですが....

Quince_liquor.jpg
写真のグラスに入っているのは 2 年前に Quince で作ったお酒です。アメリカではホワイトリカーを入手するのは難しいのでウォッカで代用しました。氷砂糖は中国系スーパーで手に入りますが、今回はざらめ (Turbinado Sugar) を使用しました。Quince はのどの痛みに効くということで、風邪のひき始めなどに少しずつ飲んでいますが、あまりに美味しいので、もったいなくて(笑)ちょっとずつ飲んでいます。香水のようなゴージャスでフルーティな香りもそのまま残っていて、時間が経てば経つほど味に深みが増して美味しくなります。さて、今回はハチミツ漬けにしてみました。













Quince(かりん / マルメロ)のハチミツ漬け


Quince_honey_300.jpg

【材料】
Quince (かりんまたはマルメロ): 1 個
ハチミツ:果実が浸る程度
広口の保存びん

【作り方】
1. Quince は香りをよく放つ、熟れているものを使います。皮付きのまま輪切りにします。細かく切れば早く出来上がります。

2. 消毒した保存瓶に果実と種 (特に種に薬効があるそうです) を入れ、ハチミツを上から注ぎます。

果実がハチミツにちゃんと浸っている状態にします。しばらくの間は瓶の中をチェックして、もし果実が上に出ていたらハチミツを追加します。果実が上に出ていると、カビが生えることがあります。

喉の痛みがあるときなどに、そのまま飲むか、お湯に溶かして飲みます。

Quince のジャムの作り方については、こちらの記事をどうぞ。

【栄養・効能】
花梨には抗酸化作用のあるビタミン C、タンニン、サポニンなどの栄養素が含まれています。種に含まれているアミグダリンには消炎および咳止め作用があり、古くから民間療法として利用されています。また、疲労回復作用や利尿作用もあります。

パイ・パンプキン / シュガー・パンプキン
Pie pumpkin / Sugar pumpkin

2010年11月22日 23:50

Pie Pumpkin

夏の終わりぐらいからあちこちで見かけるようになる鮮やかなオレンジ色のパンプキンです。ハロウィン用に中身をくりぬいてジャック・オー・ランタンを作る大型のパンプキンよりも一回り小さくて、食用として売られているものです。感謝祭の定番デザートであるパンプキン・パイにはこのパンプキンを使いますが、缶詰のかぼちゃペーストを使う人も多いようです。

中身も薄いオレンジ色をしていますが、加熱すると、下の写真のようにオレンジ色というよりは透明感のある鮮やかな黄色になります。缶詰のかぼちゃペーストの色ともちょっと違いますね。水分が多くて柔らかく、半分瓜、半分かぼちゃみたいな感じです。シュガー・パンプキンといってもほとんど甘みはなく、非常に淡白な味です。パイ、タルト、ケーキ、プリンなどのデザートのほか、ポタージュにしたり、潰してマッシュド・ポテト風にしたり、オーブンで焼いたりします。また、パンプキン、砂糖、スパイス、果汁、ペクチンなどを原料とするかぼちゃのジャム、パンプキン・バターというのも瓶詰で売っています。

Pie Pumpkin_halfPie Pumpkin_cooked_250

アメリカでよく見かけるその他のかぼちゃについてはこちらをご覧ください。


ワイルド・ターキー、街中に現わる!

2010年11月20日 20:12

感謝祭直前に野生の七面鳥がボストンの街中に出現!実は、これ某大手製薬会社の入口玄関横なんです。たまたま夫が散歩中に見つけて撮った写真なんですが、ちょっと信じられないタイミングと状況ですよね。その後どうなったのかはまったく不明ですが、感謝祭が終わるまで捕まらずに無事でいてくれることを祈ります。

Turkey1.jpg

なかなか可愛い顔をしています。頭が身体の割にとっても小さいんですね。この巨大な鳥がつるつるの手すりにちょこんと乗っかっているのがなんとも不思議です。

Turkey2.jpg

全体を見るとこんな感じです。会社から出て来た人もさぞかし驚いたことでしょう。

バーミックス ハンドブレンダー
Bamix hand blender

2010年11月20日 01:20

bamix.jpg

バーミックスはお気に入りキッチン用品の中でも特に気に入っているものの 1 つです。ちょっと手の込んだ料理を作ろうと思うと、フードプロセッサが必要になることが多いのですが、我が家の狭いキッチンに大型のフードプロセッサを常に置いておくわけにはいきません。その点バーミックスはコンパクトで邪魔にならず、必要なときに手元に引き寄せてすぐ使えるので便利です。実際のところ、大量の材料を粉砕するのでなければほとんどバーミックスで用が足りちゃいます。鍋の中で調理中の材料をそのまま粉砕できるので、洗い物も少なくて済みます。構造上、鍋に傷が付いたりすることはないので安心です。

ポタージュを作るには、圧力鍋ですべての材料を一緒に柔らかくなるまで煮込み、その後で火をいったん止めてミンサーと呼ばれるアタッチメントを装着して粉砕し、なめらかになったところで再度加熱して味を整えるだけです。そういうわけでバーミックスを買ってからというもの、野菜のポタージュの登場回数が俄然増えました。また、小さいお子さんのいる家庭では離乳食を作るときに大変便利だと思います。

一番良く使うアタッチメントはグラインダー(日本ではスーパーグラインダー)です。小さな容器の中に材料を入れて、本体を上から差し込んで使います。私の持っているのは乾燥した食品用の Dry grinder ですが、実際には野菜のみじん切りや、ソースやペースト作りにもガンガン使ってます。豆腐をペースト状にしたり、魚のすり身、山芋とろろ、バジルペースト、生トマトのソース、フルーツのシャーベットなど、利用法はたくさんあります。そのほか、天然だし作りにも重宝します。煮干や干しえびなどを粉末にするのはとても簡単です。ただ、乾燥昆布など非常に硬いものの場合は刃を傷める可能性もありますのでご注意を。

このタイプのグラインダーは、水分が少なかったり、中にぎゅうぎゅう詰めすぎると回らないことがあります。野菜などの場合は、ある程度細かく切ってからでないと回らないことがあるのですが、あれこれやっているうちに結局包丁で切った方が早かったなんてことも(笑)。この場合は、もっとパワフルで用途の広いスライシー (SliceSy) というアタッチメントを入手するとよさそうです。また、塊の肉から挽肉を作る場合は、このスライシーかニューミンサーと呼ばれるアタッチメントを使います。これを使うと肉の脂肪分をどのぐらい含めるか自分で調整ができますし(アメリカでは挽肉は 80% 赤身、90% 赤身などというように分けて売られています)。大きめに挽けば、中華レストランで食べられるようなぷりぷりの餃子やシューマイ、肉まんが作れそうですね。

一つ残念なのは、ケーキ作りには欠かせない卵の泡立てに少々難があることです。全卵の共立てが苦手なことに加えて、きめが細かすぎるのでスポンジを膨らませる力が弱いのだそうです。作るケーキの種類によっては、やはりハンドミキサーが必要になるかもしれません。

この商品を見る
JP_FS.gif    amazon.co.jp   楽天
US_FS.gif    amazon.com   eBay



かぼちゃの豆乳クレームブリュレ

2010年11月19日 00:57



かぼちゃのコクとメープルシロップの香りが合体した秋にぴったりのデザートです。クレームブリュレの特徴は卵黄のみと生クリームを使うことですが、かぼちゃを加えることで一層濃厚な感じになります。

グラタン皿などを利用してたくさん作ればパーティや感謝祭のデザートにもなります。食べる直前にバーナーを使ってみんなの前でカラメリゼすれば、歓声が上がること間違いなしですよ。

【材料】(ラムカン 2~3 個分)

かぼちゃ(ペースト状にしたもの):90 cc
* 日本のかぼちゃやバターカップ・スクワッシュを使えばどっしりとした感じ、オレンジ色のパイ・パンプキンを使うと軽い感じになります。今回はパンプキンを使いました。
卵黄:2 個分
メープルシロップ:60 cc
生クリーム:90 cc (今回は Heavy cream 使用)
豆乳(または牛乳):90cc
* 豆乳または牛乳を使わずに生クリームだけで作ればもっと濃厚になります。
バニラビーンズまたはバニラエッセンス:少々
シナモン、ナツメグ:お好みで少々
* ホール・ナツメグをすりおろすと香りが一段と良いです。
カラメリゼ用の砂糖:少々
* グラニュー糖がきれいに仕上がりますが、ブラウンシュガー、粉砂糖、てんさい糖なども OK です。

【作り方】

1. フードプロセッサなどでかぼちゃをペースト状にします。繊維が残らないようにスムーズになるまで粉砕します。少量なのでバーミックスなどのハンドブレンダーが便利です。
2. 卵黄にグラニュー糖を入れ、白っぽくなるまで泡立てます。仕上がりを滑らかにするためには、ここでしっかり泡立てます。
4. 生クリームと豆乳を温めます。
5. 温めた生クリームにかぼちゃのペースト、バニラエッセンス、ナツメグを加えてさっくり混ぜます。ここでは泡立てないように注意してください。
6. 耐熱容器に注ぎます。気泡ができていたら取り除きます。
7. オーブン用のトレイにお湯を張って容器を並べます。150度(華氏320度)で約30分間オーブンで蒸し焼きにします。
8. 荒熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やします。
9. 上のパリパリの部分、カラメリゼを作ります。砂糖を均一に上に乗せて、バーナーで焦がします。一部だけ焦げるのが早いときは、霧吹きなどで水を少々かけます。砂糖は2回に分けて入れるとうまくいくようです。私はイワタニのクッキングバーナー (Iwatani Torch Burner) を使用していますが、火力が強く、調整もできるのでお勧めです。バーナーを使うときは、容器の下に耐熱性のシートを敷くなど、取り扱いにはくれぐれも注意してください。

ポイント:
カラメリゼするのはできるだけ食べる直前に。作ってからしばらく経つと溶けてしまうのでご注意を。



最新記事