ピッツェルメーカー
Pizzelle cookie maker

2013年01月20日 08:30

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ピッツェル (pizzelle) って知ってますか?軽くてサクサクした食感のワッフルクッキーなんですが、甘さ控えめで油脂類をほとんど使わない素朴な味が私は気に入ってます。アメリカでクッキーといえば非常に甘いものが多いのでちょっと珍しいと思ったら、これはもともとイタリアのアブルッツォ地方が発祥の伝統的なお菓子で、クリスマスやイースターの時期によく食べるものだそうです。アニス、レモン、バニラ風味などがあり、普通のスーパーマーケットでも手に入りますが、このピッツェルを作る専用の機械があるんですよ。作りたての熱いうちは好きな形に整形できるので、円錐型にして中にアイスクリームを入れたり、円筒状にしてアメリカではとてもポピュラーなイタリア菓子、カノーリ (cannoli) のチーズクリームを入れて食べることもあります。また、カップ状にすれば、アイスクリームカップやミニタルト台として使えます。型には独特のパターン(昔は家紋などが使われていたこともあるそう)があって、見栄えがよいのでプレゼントにもいいですね。

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いちごアイスををサンドしたピッツェル

でも、こういった単機能の「xxメーカー」って、買ってからしばらくすると熱が冷めちゃってタンス、いや地下室のこやし状態になりかねません。私もその昔、ホットサンドが作りたくなってホットサンドメーカーを買いました。しばらくはセッセと作ってましたが、今はいったいどこにあるのやら... ワッフルメーカーも同じ運命を辿りそう。

さて、このピッツェルメーカー、これこそピッツェルを作る以外に利用法がないでしょ、と思うかもしれませんが、この型って結構応用がきくんですよ。たとえば、生地の配合をちょっと変えれば和風の焼き菓子が手軽に作れちゃうんです。和菓子好きの海外在住者の方にとっては嬉しいニュースですよね!

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柔らかめに作ったピッツェルに栗あん (chestnut cream) をはさんでどら焼き風に

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えびせんも簡単に作れます

このほか、卵せんべい、瓦せんべい、炭酸せんべい、南部せんべい、ミルクせんべい、ピーナッツせんべい、ソースせんべいなんかが作れそう。

お餅をワッフル型に入れて焼くと美味しいですよね。日本ではこのモッフル専用メーカーが販売されてますけど、ピッツェルメーカーでも作れますよ。名付けてモッツェル!? ただ、ピッツェル型は非常に薄いので、焼き加減によってはサクサクのおせんべい風になります。玄米餅を使うと、より香ばしくて美味しいですよ。私はメープルシロップをかけて食べるのが気に入ってます。

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玄米餅で作ったモッツェル

焼きおにぎりもピッツェル型で焼くとこんな感じに。

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私の持っているピッツェルメーカーは Toastmaster のもので、一度に 2 枚のピッツェル(直径 11cm)が焼けます。オン/オフスイッチもないし、出来上がったらインジケータが点灯する機能もありません。ピッツェルはすぐに焼けるので、慣れるとそういう機能もほとんど必要ないんですけどね。でも、型を取り外して洗えるといいなと思います。特にピッツェルの場合、型のパターンが複雑なので生地やソースなどがくっつくと取りずらいんですよね。生地を流し込む前にシリコンブラシなどを使って型にまんべんなく油を塗っておくことがポイントです。

日本では、ビタントニオ ワッフルベーカーにオプションのピッツェルプレートがあります。また、クイジナート(Cuisinart)の製品などは「ピゼルメーカー」と呼ばれています。

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冬場の乾燥対策 - ごま油でスキンケア

2013年01月11日 12:34

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今年もインフルエンザが流行し始めましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は寒いのも苦手ですが、それよりももっと辛いのが空気の乾燥なんです。冬の寒さが厳しく、全館暖房システムを使用している建物では、湿度が極端に低下します。皮膚が乾燥してガサガサになり、あちこち痒くなったり、さらにひどくなると体内の水分代謝がうまく機能しなくなり、このような状態が続くと免疫力も低下するので、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。皮膚は人体で最大の臓器とも言われており、健康状態のバロメーターでもあるのです。

今日は、インドのアーユルベーダ医学に基づくアビヤンガ (Abhyanga) というオイルマッサージを取り入れたスキンケア方法を紹介します。冬の健康維持に役立つだけでなく、スキンクリームを塗ったぐらいではとても追いつかない極度の乾燥肌の人や、市販のスキンクリームにかぶれやすい人にもオススメの方法です。

オイルマッサージなんていうと、贅沢なスパにでも行くか、アロマセラピーの専門家のところに行かないと受けられないような気がしますけど、決してそんなことはありません。この方法は自分で簡単にできますし、忙しいときにはテレビを見ながらでも、メールを読みながらでもできますよ。

使うのはなんとごま油。ごま油はあらゆる体質の人に合うそうですが、体を温める作用があるので特に冬場使うのに適しています。でも、料理に使う茶色のごま油 (toasted sesame oil) ではありませんよ! 焙煎せずに精製されたごま油ということで、私はヘルスフードストアなどで手に入る冷圧搾の有機ごま油 (cold-pressed sesame oil) を使っています。日本では無色透明の太白胡麻油がよく使われているようです。このような「生絞り」のごま油を使う場合は、皮膚から吸収しやすくするために、一度 100℃ (華氏 212 度) ぐらいに加熱します。もちろん市販されているアーユルベーダの体質別マッサージオイルを入手してもいいのですが、ごま油に自分の好きなエッセンシャルオイルをごく少量ブレンドすれば簡単に作れちゃいます。体を温める作用のあるエッセンシャルオイルには、シナモン、ナツメグ、ブラックペッパー、レモングラスなどがあります。私は頭がスッキリするローズマリーを入れることが多いかな。ただし、皮膚の非常に弱い方は量を控えるか、何も入れない方がいいと思います。

本格的なアビヤンガマッサージでは、たっぷりのオイルを使用して頭から足の先まで全身をマッサージして、その後石鹸や熱い湯を使わずにシャワーで軽くオイルを落としますが、ここでご紹介するのは 2 ~ 3 分もあればできるカンタンバージョンです。衣服を着た状態で行い、後で洗い流さないので、オイルが付着しても大丈夫な衣服や靴下を着用するようにします。

このマッサージは朝食前、そして夜の入浴後に行うのが効果的です。用意したオイルを容器に入れて、湯煎などで人肌ぐらいに温めます。温かいオイルを使ってマッサージするととても気持ちがいいのですが、温める時間のないときは常温で OK。このブレンドオイルを小さな詰め替え用ボトルに入れておくと、いつでもどこでもすぐに使えるので便利です。

ごく少量のオイルを指先に取り、まず頭皮を頭頂部分からマッサージします。指の腹を使ってギュッギュッと押し込むようにします。オイルは皮膚に塗るというよりも、皮膚下に浸透させるのが目的なので、よく摺りこんで、皮膚の表面にオイルがなるべく残らないようにします。抜け毛など、髪の毛に問題がある場合も、頭皮のオイルマッサージは効果があるそうです。次は両耳です。特に眼の疲れやすい人は、耳の外側の部分を引っ張るようにして(痛いですが)マッサージすると効果があります。そして最後が足裏です。乾燥しやすいかかとの部分は特に念入りに。私は毎年冬になるとかかとのガサガサが気になっていましたけど、このマッサージをしばらく続けていたらびっくりするぐらい良くなりました。ハイ、これで終わりです。え、たったこれだけ?という感じですが、必須ポイントは頭皮、耳、足裏の 3 ヶ所です。それ以外に体の中で気になっている場所も加えます。皮膚が部分的に乾燥して痒くなったりする場合は、その付近の臓器に問題がある場合もあるので、その部分をいたわりながらマッサージします。手の甲、手首、足首、向こう脛などもオイルが良く浸透するポイントです。終わったらシャワーを浴びてもかまいませんが、私は基本的にそのまま過ごします。ただ、指先などよくものに触れる部分は最後によく拭き取るか、石鹸で洗い流します。しばらく経つとオイルが浸透して皮膚にハリが出てくるのがわかります。もともと私は油分の多いスキンクリームが嫌いなので、皮膚に直接油なんか塗ったらベタベタして大変だろうと思いましたが、意外にさらっとしているし、こちらの方がクリームより断然快適です。ちょっと自分がサラダかなんかになったような気がしますけどね。若い頃は脂性肌だったのになー。年齢とともに体質もずいぶん変わるものです(涙)。

体質といえば、インドのアーユルベーダ医学ではドーシャと呼ばれる体質を 3 種類に分類しています。私は冷えや乾燥にとても影響を受けやすいヴァータ体質でして、特に冬に体調を崩しやすいのですが、「薄いごま油の膜で体の表面を覆っておくことは、皮膚の調子を整え、ヴァータのバランスをとり、日中筋肉を暖かく保つのに非常に大きな効果がある」ということです。アーユルベーダについてもっと詳しく知りたい人は、ディーパック・チョプラ氏の『チョプラ博士のクォンタム・ヘルス』がオススメです。

このアビヤンガマッサージは、皮膚の状態を整えるだけでなく、寒い時期に鈍りがちな代謝機能や生理機能を回復させ、末梢神経の働きを高めて血液の循環を良くし、体に溜まった老廃物を排出しやすくします。乾燥でお困りの方は是非一度試してみてくださいね。

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