ワイルドセサミシード (wild sesame seeds) っていったい何? - エゴマの話

2012年09月20日 15:09

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夏の間ずいぶんお世話になった大葉のシーズンもそろそろ終わりです。今年もぷりぷりっとした紫蘇の実がたくさんできましたので、定番の梅酢漬けにする予定です(大葉と紫蘇の実の梅酢漬けについては、こちらの記事をどうぞ)。でも今日は大葉の話ではなくて、同じシソ科のエゴマ(荏胡麻、別名ジュウネン)の話をちょっとばかり...

最近、韓国系スーパーマーケットでワイルド・セサミ(wild sesame seeds) というのを見つけました。普通のゴマよりもちょっと大きくて、色は茶色でまんまるです。最初はゴマの別品種?と思ったのですが、食べてみてもあんまりゴマっぽくありません。でもこれがなかなか美味しいんです。あらかじめ炒ってあるので(生のものもあります)カリっと香ばしく、お茶漬けの素に入っているおせんべいか玄米茶に入っているお米の粒みたいな感じ。それに加えてハーブ系の良い香りもするので気が付いたのですが、これってエゴマと思われるシソ科の植物の種 (perilla seeds) だったんです。その日、偶然にも同じスーパーマーケットでエゴマらしき葉っぱがあったのでちょうど良いタイミングでゲット。

上の写真を見てもわかるとおり、大葉によく似てるけど、葉が厚くて大きく、ちょっと固いです。エゴマには紫蘇特有の香りだけでなく、ペリケラトンという独特の香り成分が含まれています。工業用途としては塗料なんかに使われるそうなんですが、実際そんな感じの匂いがします。日本でも縄文時代から栽培されていたそうですが、この香りが好まれなかったために葉を食用にする習慣は根付かなかったのでしょうね。韓国ではケンニップと呼ばれていて、キムチ漬けやにんにく醤油漬けにしますが、確かにこの癖のある香りは焼肉やキムチには合いそうです。私も醤油、にんにく、韓国の粉唐辛子と一緒に漬けてみました。なんか焼肉のたれっぽくてご飯が進みます。

さて、このワイルド・セサミシードですが、普通のゴマと同じように生のもの、炒ってあるもの (roasted)、挽いてあるものの 3 種類がありました。中国ではグレー、茶色、白などの種類があり、漢方薬としても使われるそうです。とりあえず、これをすり潰して、茹でたほうれん草と和えてみました。殻の部分がかなり堅いので、細かくするのに時間がかかります。味の方はやや渋みとえぐみがありますね。そのほか、味噌と合わせてエゴマ味噌を作ったり、お茶、ふりかけなどに利用できます。

このエゴマを絞った油はオメガ 3 必須脂肪酸のリノレン酸をたっぷり含んでいて、その含有量は他の油脂類と比べても 60% 以上とダントツです。特に α-リノレン酸はさまざまな成人病の予防に効果があるということで注目されていますね。また、皮膚に潤いや活性を与える効果もあるそうで、スキンケア製品またはヘアケア製品などにも含まれています。アメリカでは、H マートなどの韓国食料品店でエゴマ油 (wild sesame oil) が入手できるほか、ペリラオイル (perilla oil) という名前でサプリメントやハーブオイルが入手できます。


【栄養・効能】
エゴマ油に多く含まれている α-リノレン酸は悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やし、心筋梗塞、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、癌などのリスクを減らすとともに、花粉症などのアレルギーにも有効だと言われています。

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